難化が著しいPart2/補って…また出るの?『既出1000②』

2019年12月02日

なぜ英検1級を目指すのか


【Today's topic】 

さて、今日は英検のお話です。

このブログを開始してから、おかげ様でまずは「準1級」を無事取得できた訳ですが、今後「なぜ、英検1級を狙うのか?」についてです。

とにかく1級については、賛否両論ありますからね(合格できない方の負け惜しみも含めて)。

TOEIC800点ごときが、何を語る!と叱られそうですが、目標・目的をしっかり定めておくことは大切なことです

巷ではよく、TOEICで900~950点を取得すると、自分の英語力を他の試験で試したくなるのか、どんな試験かも知らずに、安易に英検1級に挑戦する人が結構います。

そして、大量の対策本を買い込んでみたものの、試験冒頭の「激ムズ英単語」の嵐と、「学問的な内容の長文」に愕然とし、あっさりと返り討ちにあって、スタスタと去っていく学習者が多いと聞きます。

「あんな難しい単語なんて役に立たない!」なんて捨て台詞を吐きながらね・・・

なんと愚かなことか。

今日は、このテーマについて私が思っていることを記録しておこうと思います(数年後、また変わっているかもしれませんが)。

TOEICとは全く異なる「英検」。

私も1級受験はまだまだ先のことですが、前述の人たちを見ていると、ちょっと思うところがあります。

・どんな試験か、先に確認したのですか?
・そして、受験目的は何ですか?(何をどう強化したくて受けるのですか?)

とね。

私が英検1級を目指す理由は、以下の通りです。

・英字新聞や雑誌などを読みこなせる高いリーディング力が身につく。
・英語ニュースやインタビューなど、生の英語を聞きこなせる高いリスニング力が身につく。
・これらにより、社会人としての教養を高めることができる。
・現在、ここまでリーズナブルに4技能を1度に測定できる英語試験は、他に存在しない。
・日常的な話題から学問的文章まで、扱われる対象が幅広い。そしてなにより知的好奇心をくすぐるテーマが豊富で、面白い。
・面接&スピーチ訓練により、最低限のアウトプット能力を鍛えることができる。

残念ながら、TOEICではこれらを満たすことは不可能です。

「L&Rだけでなく、S&Wを受ければいいじゃん!」という意見もあるでしょうけど、両方受験したらアホみたいな価格になってしまいます。それに、内容がやはりビジネス英語に特化しています。

そして、私が一番問題視しているのが、TOEICは「極端な語彙制限・テーマ制限」がかかった試験である、ということです。

これでは、社会一般で使用されている語彙やテーマが身に付きませんし、いくらやっても「制限ビジネス英語」の範疇を超えることができません

アーティクル問題(記事問題)も、あんな簡単な単語ばかりで構成された記事など、実際の新聞ではまずあり得ません。(と言っておきながら、Rで全問解き終わらない私がここにいることは・・・あまり突っ込まないでくださいw それはそれ。

あ、勘違いなさらないでくださいね?

私は、TOEIC批判をしているわけではないのです。

TOEIC L&Rは、2技能測定ですが、現状ある試験の中では、リーズナブルで非常に優れた試験だと思います。

スコア方式という「ゲーム性」をうまく利用できれば、英語の基礎を効果的にインプットできると信じています。

だからこそ、受験しているわけです。

ただ、ある一定のレベルを超えたら、実践英語とともに、上記の理由で英検に移行したい、ということです。

優劣をつけたいわけでも、批判したいわけでもありません。

2つの試験のメリット・デメリットを考慮し、あくまで本人の目的に合わせて「どのように効果的に活用するべきか」というお話です。

ですから、人によって答えは様々ですよね。だって、英語学習の目的が千差万別ですし、そもそも英語学習が目的なのではなく「TOEICそのものが趣味・目的」の方々も、最近はかなり増えています(私はそれも大賛成です)。


ここで、よくある「英検1級批判」を取り上げてみましょう。(英検1級批判あるあるですw)


1 あの難解な語彙は役に立たない

たしかにパート1の4分の1程度は、超がつくほどの難単語で、あれはやり過ぎだと思います。
しかし、4分の3程度は、英字新聞や雑誌、ペーパーバックを読んでいれば、普通に出会う重要語彙レベルです(実際、パス単1級から新聞に出まくっていますしね)。

そして、そもそもですが、パート1については全問正解など合格には不要です。(半分も取れれば、他のパートの出来で十分合格可能)

したがって、「語彙が難解=英検1級役立たず」という公式は成立しないのですよ。


2 学問的な長文テーマに興味が湧かない

これは、もうどうしようもないですね。個人の興味の問題ですから。
ただ、テーマはともかく、あのぐらいの分量の文章を読破して、時間内に設問に答えられるだけの力がないと、英語ができる社会人として、英字新聞や雑誌をストレスなく読むのは不可能ではないでしょうか。


とにかく、難単語ばかりに目を奪われて、嫌気がさすことさえなければ、こんなにお得でハイレベルな能力を身に着けられる試験は(現状では)他に無いと思うのですが。

いかがでしょうか。

ま、私が理想とするのは、ビジネス英語もあり、くだけた日常英会話もあり、そして時事や社会問題のテーマも含み、かつ4技能を1万円以内で受験できる試験・・・これが最高な訳ですが

現状、そのような試験はありません。

でも、それに一番近い位置にいるのが英検のような気がします。

だから(もうしばらく時間はかかりますが)、私は英検1級を目指すのです。



【本日の体重測定】 

71.9kg  



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knight2000_mh at 23:05│Comments(0)英検 

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